『良くないことは言わず、良いことは口に出すべし?』

前々回において、怪我は外部に言うなということを書きましたが、そのことを続きを書きましょう。

2年前の新極真会の全日本大会において、島本雄二選手は世界大会のディフェンディングチャンピオンとして出場しました。

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   島本雄二

しかし、テレビでみるところ、何かぎこちなさが見えたのも正直なところでした。

やはり足の運び方が、通常のとは違うのがわかりました。

いつもならもっと速く動くのに、何か遅い。

怪我をしての出場だったか、あるいは勝ち上がるごとにダメージを負ってしまったかはわかりかねますし、その両方だったのでしょう。

しかし、日本中から集まる強豪を相手に堅実な組手で勝ち上がっていったのはさすがという言葉が似合いでした。

一番すごかったのは、準決勝で効き足と反対の足で、溜めを作らずにノーモーションで上段蹴りを出し、見事技ありを奪い優勢勝ちを収めたことですね。

これは極真空手の創始者である大山総裁が若かりし頃、海に行ってひざまでを水につけて蹴りを出す訓練ですが、これを総裁は1日に何千本も蹴ったようです。

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大山総裁

この練習をすることで、効き足でない足でノーモーションで蹴りを出すことが出きるようになるのですが、これは見た目以上に難しい難事なのですね。

私もこれを海に行ったときにやってみましたが、予想以上にきついことでした。

見た目は簡単そうに見えますが。

そのようなきつい稽古をくまなくやってきたからこそ、島本選手準決勝という場で、技ありを奪うほどの威力を出してやったのですから凄いの1言につきます。

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しかし迎えた決勝では、やはりそのダメージが裏目に出て、本来の動きができていないのがわかりました。

相手の入来選手の下段を受けて、バランスを崩していた場面が多々ありました。

しかし、こんな満身創痍でありながら、決勝まで来たのは凄いですね。

しかし、そんな状態では相手がラッシュしてきても手わざだけで対処しようとしても、足に爆弾を抱えている状態では、踏ん張りが効かず手打ち状態で、しかも横に動いてカウンターを合わせることもできず、躱すこともできない状態で、やはり劣勢になっているのが明らかでした。

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第48回全日本大会決勝(島本 VS 入来)


それで、あえなく本戦終了。

全部旗が相手にたなびき、これまで5戦連続で勝ってきた入来選手に初めて勝ちを奪われたのでした。

怪我をしていたのは明らかでしたが、それでも島本選手からはけが云々のことはインタビューでは語られぬことでした。

そういった事は島本選手のみならず、いろんな選手にあることです。

決して自分が怪我をしていたことを外部に言わない。

言うと心に甘さが出て、試合にその甘えが出てしまうのですね。

だから言うべきではないのですね。

上手くいかなかったことについて外部から肯定的なこと、否定的なこと両方言われるでしょう。

しかしその時に、自分の中で知的武装をして、心の中で整理して次につなげる。

そして修練に励む。


それで、島本選手は次の年に、入来選手に見事リベンジを果たすのですね。

しかもまた決勝という舞台で叶えたのですね。

自分が負けた、そのことで自分の心の中で整理をするのがいいのですね。

自分のいい点、悪い点、それを距離を置いて見ながら焦らずゆっくりと整理して、いい点を更に伸ばし、悪い点は矯正する。

その経緯は大事ですね。

決して悪いところだけをみる近視眼的な思考法に陥らずに客観的に見るのが重要ですね。

その際に、悪いことは声にしてはいけないのですね。

古来から言われているのは、声にするとそれが潜在意識の中に溶け込んでしみ込んでしまいマイナスの行動を呼び寄せてしまうということですね。

そういうことは誰しも経験のある事ではないでしょうか?

しかしいいことを声にしていえば、良き行動を呼び込むことができるのです。

こういうことも誰しも経験のある事ではないでしょうか?

悪いことは声に出さずに、良いことは声に出す。

そのことでプラスのスパイラルを呼びおこすのですね。

これはこと空手でもできる事なのです。

参考にしてくださいませ。

今回はこれにて失礼いたします。

iwamokun








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