『空手家が忘れてはならない精神とは?』

試合


引き続き、9年前の全日本大会(松井派)の話をしましょう!

森善十郎選手(76キロ)と荒田昇毅選手(101キロ)の試合ですが、

開戦当初から森選手は、フットワークをつかって相手の攻撃をかわします。


荒田選手の得意攻撃はストレートパンチですね。


この攻撃によって、昨年の全日本ウェイト制大会の重量級において

谷口誠
内田義晃


という二人の無差別級全日本王者を破りました!


その荒田選手得意のストレートパンチの効果を、殺すために選手は間合いを詰めて打たせました。


それで当たっても効果は半減するのです。

何故なら、ストレートパンチは、

腕を真っ直ぐに、前に伸ばして、手首を返す瞬間に当たることによって威力が相手に伝わるからです。

真っ直ぐに伸ばさない時にあったっても効果は半分以下です。

選手は、相手の得意技を察知して、間合いを詰める戦法に出ました。

そして、横に回り込んで下段を連発!
そして、上段蹴りを振った後にボディにパンチ連打!


それが効いたのか、スタミナが切れたのか、荒田選手はめっきり手数がへり、あえなく判定負けということになりました。

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    荒田昇毅

注目すべきは、森選手の精神です!


20キロ以上もの体重差がありながら、真っ向から打ち合い、判定勝ちをおさめたというところですね。

体裁よく勝とうとする選手なら、真っ向から打ち合いなどせず、逃げ回って体重差判定勝ちを狙います。


しかし、そういったルールを利用しようとして勝とうとすると、どうしても逃げがちになり、そのマイナスの姿勢が、印象に響き、判定負けなどという結果をもたらしたりします。


それは選手インタビューでよくささやかれることです。

「延長2回になって、自分が体重が軽いことが頭をよぎり受け身になり、判定で負けてしまいました」

「自分が試し割で勝っているのが頭をよぎり、攻撃に積極的になれなくなり、負けちゃいました」

こういった、失敗談はたくさんあります。


空手の試合で勝つためには

【相手を攻撃で倒す!】

こういう気概が絶対に不可欠です!

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しかし、テレビや空手のビデオ等では、先ほどの森選手のテクニックである

フットワーク
間合いを詰める戦法
上段を振ってからのパンチ


こういったものだけが、ナレーションされるために、観ている人は、

【空手に一番必要なのはテクニック!】

という誤った認識が広まってしまうのだと、私は思います。

今の時代、空手には、テクニックは絶対に必要です!

これがなくては絶対に勝てないでしょう。


しかし、そのテクニックばかりに注目しすぎると、空手に一番必要な

【倒すために必要なもの】

が忘れ去られ、空手を弱体化させます!

ひいては、空手をする人に、

空手をするモチベーションを大幅に低下させます。

何故なら、テクニック最初にありきでは、

「絶対に強くなれないからです!」


これだけは断言しましょう。


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では、その【倒すために必要なもの】とは何でしょうか?


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今回はこれにて終了いたします。

ありがとうございました。


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