今年の新極真会の世界大会からの析出理論

こんにちは。

24日におこなわれた極真会館(松井派)の世界大会において、男女とも日本人優勝できたようで、ものすごい天晴でした。

男子がこの派で優勝できたのは、実に16年ぶりですからね。

そのことは後日に詳述します。

今年の新極真会の世界大会をみての重要事項を話しましょう。

新極真会は、2年前に行われた世界ウェイト制大会において、7階級日本人優勝できたことですし、それに全日本大会に海外の最有力候補の選手がエントリーしたもののベスト8入りで終わってしまいました。

だからそれほど危惧しなくてもよいかなとは思いました。

しかし、このことだけでは予断を許さないでしょう。

実際は予想以上に険しい大会だったようです。

2年連続で全日本大会でベスト4入りし、その次の全日本大会でもベスト8入りした前田勝汰選手にしろ、昨年の全日本大会で決勝に進んだ山本和也選手もベスト8入りすることなく終わってしまいました。

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   山本和也


前者はマシエ.マズール選手(ポーランド)に、後者はリトアニアの伏兵に敗れてしまいました。

そのことは後日詳述しましょう。

注目すべきは、マシエ.マズール選手のグレードアップぶりでしょう。

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マシエ.マズール


ゼッケン1番に指定されての出場でしたが、瞬く間に決勝に進出しました。

彼の組手を見ていたら、思い出してしまったのは、空手で強くなる王道は、体全体を頑強にして、攻撃力を強くする、ということでしょう。

打たれ強いのも重要なのですね。

松井派の雑誌等ではそういうことよりも、攻撃したら横にづれることを強調しますが、それをしなくても自分に打たれ強い自信があるなら攻撃をもらってもいいし、それほど卑下しなくてもいいのですね。


その打たれ強さを身に着けていましたねマシエ選手は。

また相手よりも強い攻撃あるならば、相手は反撃してきてもそんな懇親の力で打てないからそれもいいのですね。

それにマシエ選手は試合中に、腰低くして踏ん張る場面が結構あったです。

これでは動けないし相手の攻撃を防御できないですが、しかし、そのことで自分の攻撃が乗る、打たれても腰が浮いたときよりも効かないという利点があるのです。

常にきれいな組手ばかりを強調する松井派の組手理論では、マシエ選手の組手スタイルを批判的に見られがちでしょうがこういう面を析出しなくてはなりません。

移動稽古で、実際に戦う場面よりも腰を低くして攻撃の練習するのはそういうことを目指しているのですからね。

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その踏ん張る場面になったときに相手に攻撃をして効かす、あるいは一本を取るという場面がしょっちゅうあったのが今回の世界大会であり、マシエ選手3たび優勝したヨーロッパ大会であったのですね。

しかし決勝に進んだときの相手は、歴戦の勇士、島本雄二であり、彼の方はその踏ん張る場面はなくオーソドクスな構えでも強烈な攻撃を出し、相手の攻撃に反応していました。

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   島本雄二


マシエ選手が前のめりになって踏ん張る場面で、島本雄二選手はいい具合で下段蹴りをクリーンヒットさせる場面が何度も目立ちました。

やはり、島本選手のように攻撃の強い人には渾身で攻撃を出すことができないマシエ選手でした。

なぜか?

自分の攻撃を出すときに相手の間合いに入らくなてはいけない。

その時、警戒心が生まれる。

それが攻撃力を削ぐ原因になるのは明白です。

だからその抑止力のために何が一番大事か?

自分の強い攻撃力であることは間違いないです。

オーソドックスな構えから前脚からの蹴りを効率よく出す、またはフルパワーで出すためには、やはりそういう場面を想定して訓練しなくてはならない。

オーソドックスな構えから前脚からの蹴りを強くするためにはノーモーションで強く蹴れる訓練が別個に必要です。

その有効な方法として膝まで水に浸かりそこから蹴りを出す、それを大山総裁は生前に1日に1000本以上蹴ったということですね。

蹴り


これは1度でもしたことがあるならばわかりますが、かなりきついことなのですね。

島本選手はそういう訓練に抜かりなかったのでしょう。

左足を前に構えてからの左蹴りも有効でバンバン決まっていた。

何気なく彼は蹴っていましたが、そのためには表には表れないところでかなりの練習をしていたのは間違いないです。

しかも彼の体重は177センチの身長なのに92キロ

この身長だったら87キロくらいが普通ですが、これはウェイトトレーニングだけの体重アップだけではなく、蹴りこみにつぐ蹴りこみ、突き込みにつぐ突き込みをこなして、筋肉がチューンナップを施されていたからこそ可能な事態なのですね。

島本選手にあこがれて彼の試合のDVDをみる。

それも結構でしょう。

しかし、それを見てコンビネーションだけをまねするだけではうまくいきません。

こういった内容についての奥深い訓練方法を知ってその内容までを真似しなくては!

彼の強烈な蹴りがヒットしたとき、それに対抗して、マシエ選手は突きで応戦するも、やはり蹴りがクリーンヒットした時の方が見た面も印象もいいのは当たり前です。

蹴りでいいのが3発入って、相手が突きを5発くらい返しても印象が悪いのは当然です。

いい蹴りをもらったら、自分もいい蹴りを返すことでイーブンになるのですね。

その蹴りの有効打によって島本選手が印象が良かった。

また全般的に攻撃力が強いので、渾身でマシエ選手が攻撃を出せなかった。

それが功を奏し島本選手の3-0での勝ちで、彼の2大会連続の世界大会優勝が決定しました。

引き分けでも文句はないけれども、島本選手の勝ちでも文句はない試合だったのは間違いないです。

場内のヨーロッパの観衆からはブーイングが結構高かったです。

優勝者インタビューの際もブーイングが出ていました。

でも私としては、彼に分配を上げてもいいと思っています。

裏心なく彼の優勝を祝福したいです。

今回はこれにて終了します。

ここまで読んでいただき感謝いたします。

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